夢の上

音楽大好き。読書大好き。食べること大好き。自然大好き。 ゆるりとやっていますので、ふらっと立ち寄って頂けると嬉しいです。

UNISON SQUARE GARDEN

多分、こんな長文を書くのは最初で最後だと思う。その時の自分の記憶を記録として残しておきたいだけだから、許してね。

 

今日は、UNISON SQUARE GARDENという私が心から大好きなバンドの結成12周年記念日。

そこで、どうして私がユニゾンを知ることになったのか、そしてなぜ大好きなのかを振り返ってみた。

 

まず、2015年の5月、「シュガーソングとビターステップ」が発売された際、血界戦線を観ていた私の友人たちが「すっごくいい曲があるんだよ!!」と騒いでいた。が、当時の私はそもそもロックバンドにあまり興味がなく、音楽は好きだったがこれといって好きなアーティストもいなかったので、右から左に流していた。

 

初めてUNISON SQUARE GARDENの事を知ったのは2015年の10月、地元のゲームセンターの新発売音楽ゲームでだった。そのゲームは、色んな曲のMVに合わせて流れる記号をタップするものだったのだが、そのMVのラインナップは全て知らない曲で、どれにしようか…と悩んでいた。その時に、「シュガーソングとビターステップ」を見つけ、確か以前友人がいい曲だって言ってたな、ちょっとやってみよう という、軽い気持ちで選択した。

初めて曲を聴いた感想は(すごい)だった。とりあえずバンド名を急いで覚えて、家に帰るとすぐにYouTubeシュガーソングとビターステップのMVを再び観てみた。

そして、関連のところにあった「オリオンをなぞる」のライブ映像を観て、自分の心の奥にある何かをがしっと掴まれた気がした。

まるで歌うようにギターを弾き、聴く人にエネルギーを与える声を持つ斎藤さん。

全身で音楽を表現しつつ、メロディックなベースラインを弾きこなす田淵さん。

すごく正確だけど情熱的にドラムを叩く貴雄。

 

この人たちは、なんて全力で楽しさに満ち溢れた音楽を演奏してるんだろう。言葉にならないほど感銘を受けた。

もっとこの人たちの曲を聴きたい!と思い、「桜のあと」へ。

その歌詞の中にこんな一節がある。

「桜が 咲いて散ったその後で 何が真実なのかは   分かるから future melody そう、今は奏でて」

この部分を聴いたとたん、涙が溢れた。

 

その頃、ちょうど大学受験を控えた秋だったのだが、今まで唯一無二の親友と呼べるほど仲の良かった子に突然存在を消されるかのごとく無視されるようになった。今でも理由が分からないし、おそらく一生知る事はないだろうが、とにかくその頃の私は毎日生きているのが辛く、なぜこんなことになったのか見当もつかず、勉強も手につかずでどうしたらいいのか分からなくなっていた。でも、桜のあと を聴いて、(そうだよな、今は分からないけど、いつか真実は分かるだろうから、今は目の前のことに集中しよう)と思えるようになった。そして、そこからさらに片っ端からYouTubeのユニゾンの曲を聴いていった。そしてそのどの曲も、私の琴線に触れた。すぐにcatcher in the spyとDUGOUT ACCIDENTをレンタルし、暇さえあれば聴いた。

ニゾンのおかげで無視されるようようになって1ヶ月ほどで、その事実が気にならなくなった。1ヶ月間は授業中だろうが模試中だろうが涙が止まらなくなることが多々あったが、その後休憩に入るとすぐ「黄昏インザスパイ」を聴き、自分を奮い立たせていた。とにかくユニゾンの曲に縋っていた毎日だった。

 

その頃、1ヶ月5000円のお小遣いを貰い始めた。初めのお小遣いは、ユニゾンのファンクラブの入会金になった。

 

その年のクリスマスプレゼントはDUGOUTの初回限定盤を貰い、貰ったお年玉でspring spring springとCIDER ROADのライブDVDやらアルバムやらを買った。大学受験も終わり、3月8日に新木場コーストで行われたflumpoolとの対バンに行ったのが人生初のライブだった。

生の演奏の迫力は凄まじく、さらにさらにユニゾンが大好きになった。

 

そこからUNICITY1.5、Dr.Izzyも観たが、いつ観ても、「ステージの上の僕らと君だけの世界を楽しもう」というスタンスに感動する。

ただ3人が全力で楽しんでライブをする姿を観られることがどれだけ幸せか。

「僕らはファンサービスとかしないから」と言っているが、ライブでいい音楽を奏でてくれるだけで充分である。それが最高のファンサービスだと私は思う。

 

人として、彼らを尊敬するし、人生のお手本にしている。自分の決めた道を突き進むのって、なかなか難しい。けどそれを貫き通し続けている。その姿をいつも目に焼き付けて、私は私の人生をまっすぐ生きようと思う。

 

おそらく、私にとって、UNISON SQUARE GARDENは今までもこれからも最高のロックバンドであり続けるだろう。

10年、20年と、命ある限りライブを続けて行って欲しい。私もユニゾンの音楽と共に生きていく。